論文
Directional field (方向場)*1 や vector field (ベクトル場) についてのメモです。次の論文を参考にしています。 Directional Field Synthesis, Design, and Processing Amir Vaxman, Marcel Campen, Olga Diamanti, Daniele Panozzo, David Bommes, Klaus …
以下の論文に関するメモです。 Differential Coordinates for Interactive Mesh Editing Yaron Lipman, Olga Sorkine, Daniel Cohen-Or, David Levin, Christian Roessl, Hans-Peter Seidel International Conference on Shape Modeling and Applications (S…
この記事の概要 現在用いられる物理エンジンの多くは position-based dynamics (PBD) [Muller et al. 2007] を基礎としている *1 近年提案された projective dynamics [Bouaziz et al. 2014] は PBD より優れた性質を持っているらしい そこで projective dyn…
はじめに 今回紹介するのは、最近 Springer 社のジャーナル The Visual Computer に掲載された論文です。全体を大雑把に触れつつ、印象に残ったフレーズなどを引用しながらまとめたいと思います。Daniel Cohen-Or and Hao Zhang. From inspired modeling to …
実装してみた この記事は過去に書いた記事の続きです: yuki-koyama.hatenablog.comこれまで流体シミュレーションを実装したことが一度もなかったため、一度ぐらいやってみようということで、最近流行りの Position-Based Fluids(のようなもの)の実装に挑…
概要 日本人研究者によるSIGGRAPH論文 (2014--2015年分) の情報を以下のページにまとめました。せっかくなので公開します:SIGGRAPH Papers by Japanese ResearchersYouTube動画の埋め込みや著者の個人ページへのリンクも含んでおり、日本人研究者の活躍ぶり…
今回は古い論文の紹介です。2年前にこの手法を実装したことがあるのですが、そのときにキャプチャした動画もいくつか紹介します。 Matthias Müller and Nuttapong Chentanez Solid Simulation with Oriented Particles SIGGRAPH 2011 研究概要 Position-Bas…
来週月曜日(2014年12月15日)、私が所属する五十嵐研究室にて SIGGRAPH セミナーが行われます。 SIGGRAPH Asia 2014 - SIGGRAPH Seminarこれは、SIGGRAPH Asia 2014 で発表された全ての論文について、1セッションあたり15分以内にまとめて参加者同士で紹…
4次元プリンタ 私が勝手に提唱している「4次元プリンタ」という概念があります。(ありふれたアイデアなので別の人が全く同じアイデアを全く同じ言葉で既に発表しているかもしれません。またもっと的確な言葉もあるでしょうが、分かりやすいのでこの言葉を…
Sofien Bouaziz, Sebastian Martin, Tiantian Liu, Ladislav Kavan, Mark Pauly Projective Dynamics: Fusing Constraint Projections for Fast Simulation SIGGRAPH 2014 全体の概略 物理シミュレーションのための time integration の手法として、projecti…
2014年7月29日に私の所属する五十嵐研究室が主催の SIGGRAPH 勉強会があります。 SIGGRAPH 2014 Preview Seminar この勉強会では各々が担当するセッションを事前に決めておき、当日10分程度で担当セッションの論文内容を発表し合います。1日で全ての論文…
はじめに クラウドソーシングに関する論文は CHI や UIST などの HCI (Human Computer Interaction) の国際会議や、AAAI などの機械学習の国際会議を中心に、この数年間で急激に増えています。近年ではコンピュータグラフィクスの国際会議である SIGGRAPH で…
ゲーム物理エンジンに関する技術の集大成的論文 今回取り上げるのは今年の SIGGRAPH で発表される予定の論文です。正式な publication date は7月ですが、既に著者らがウェブ上で論文と動画を公開しています。 Miles Macklin, Matthias Müller, Nuttapong C…
今回は少し (かなり) 大それたタイトルを付けてみました。内容は大したことないです*1。私は本記事執筆時点で修士課程の学生で、プロの研究者からはほど遠い研究初心者なわけですが、初心者なりに、日々研究について考えています。2 年ほど研究活動をしてみ…
今回は、1年以上前にプリントアウトしたまま読んでいなかった論文を発見したので、それについてです。 論文について Sergey Levine, and Jovan Popović. Physically Plausible Simulation for Character Animation SCA '12 http://www.stanford.edu/~svlevi…
はじめに SIGGRAPH Asia '13 が今日から開催されているということで、今回は SIGGRAPH Asia '13 の論文を適当に一つ眺めてみました(といっても導入部分まででですが)。以下、付け焼き刃の知識なので間違っている部分があるかもしれません。もしあれば是非…
はじめに 今回は、来月開催される Computer Graphics 分野のトップカンファレンス SIGGRAPH のアジア版、SIGGRAPH Asia で発表される論文を一つ紹介します。 Weiming Wang, Tuanfeng Y. Wang, Zhouwang Yang, Ligang Liu, Xin Tong, Weihua Tong, Jiansong D…
はじめに この記事は近年急速に耳にするようになったキーワード「クラウドソーシング (Crowdsourcing) 」及び「ヒューマンコンピュテーション (Human Computation) 」について、言葉の定義を確認することを目的としています。言葉の定義は様々ですから、この…
昨日 (2013/4/25) にわかに twitter や facebook で話題になった SIGGRAPH 論文があったので、それについてメモしておこうと思います。 今回扱う論文について 昨日話題になったのは NVIDIA による以下の論文(のデモビデオ)です。 Miles Macklin, Matthias …
今年の SIGGRAPH は7月の末にアナハイムであるのですが、そこで発表される論文がチラホラ著者らによって公開され始めています.まずは気になった論文を一つ、ざっと読んでみました. 読んだ論文について 読んだのは以下の論文です。 Romain Prévost, Emily …
リアルタイム向けのスキニング手法として良く知られている Dual Quaternion*1 を用いた手法に関する論文を読みました。このスキニング手法は Maya などのソフトウェアでも標準で採用されています*2。手法の具体的な中身についてはここでは触れませんが、論文…
コンピュータグラフィクスに関するカメラコントロールの研究に関するサーベイ論文を読んだので、備忘録的に概要だけメモしておこうと思います。2008年の論文なのでそれなりに情報は古いですが、この分野の研究の全体像を掴むには非常に良い論文だったと思い…
KinectFusion について少しだけ調べたので備忘録として簡単にまとめておきます。 KinectFusion とは KinectFusion は Microsoft Research Cambridge にて行われた非常にインパクトのある研究です。KinectFusion とは、Kinect を動かして得られる depth デー…
始めに断っておきますが、この記事には誤った内容や解釈が含まれているかもしれませんので注意して下さい。 2012年11月26日に東京大学で SIGGRAPH Asia'12 の全ての論文 (81本) の概要を、たった一日で、輪講形式で発表し合う勉強会*1がありました。その勉強…
始めに断っておきますが、この記事には誤った内容や解釈が含まれているかもしれませんので注意して下さい。 SIGGRAPH 2012 の開催から既に3ヶ月以上経ちましたが、中でも自分が興味を持った論文を今一度簡単に復習しておこうと思います。 Stelian Coros, Se…
始めに断っておきますが、この記事には誤った内容や解釈が含まれているかもしれませんので注意して下さい。 SIGGRAPH Asia 2012 の論文リストが公式ページに掲載されたようです。さて、その中からまた気になったものを一つ読んでみます。 Linjie Luo, Ilya B…
SIGGRAPH Asia 2012 の論文が少しずつ公開されてきているようなので、早速そのうちの1つを選んでざっと読んでみました。 Ladislav Kavan, Olga Sorkine Elasticity-Inspired Deformers for Character Articulation SIGGRAPH Asia 2012 Project page 概要 Sk…
Bringing Physics to the Surface という UIST'08 で発表された論文を読んだので、色々メモしておこうと思います。ちなみに UIST'08 のベストペーパーらしいです。 Wilson, A., Izadi, S., Hilliges, O., Garcia-Mendoza, A., and Kirk, D. Bringing Physics…