2013-01-01から1年間の記事一覧

論文読み: Simulation and Control of Skeleton-driven Soft Body Characters (SIGGRAPH Asia '13)

はじめに SIGGRAPH Asia '13 が今日から開催されているということで、今回は SIGGRAPH Asia '13 の論文を適当に一つ眺めてみました(といっても導入部分まででですが)。以下、付け焼き刃の知識なので間違っている部分があるかもしれません。もしあれば是非…

論文読み: Cost-effective Printing of 3D Objects with Skin-Frame Structures (SIGGRAPH Asia '13)

はじめに 今回は、来月開催される Computer Graphics 分野のトップカンファレンス SIGGRAPH のアジア版、SIGGRAPH Asia で発表される論文を一つ紹介します。 Weiming Wang, Tuanfeng Y. Wang, Zhouwang Yang, Ligang Liu, Xin Tong, Weihua Tong, Jiansong D…

クラウドソーシングとは?ヒューマンコンピュテーションとは?

はじめに この記事は近年急速に耳にするようになったキーワード「クラウドソーシング (Crowdsourcing) 」及び「ヒューマンコンピュテーション (Human Computation) 」について、言葉の定義を確認することを目的としています。言葉の定義は様々ですから、この…

論文読み: Position Based Fluids (SIGGRAPH '13)

昨日 (2013/4/25) にわかに twitter や facebook で話題になった SIGGRAPH 論文があったので、それについてメモしておこうと思います。 今回扱う論文について 昨日話題になったのは NVIDIA による以下の論文(のデモビデオ)です。 Miles Macklin, Matthias …

論文読み: Make It Stand: Balancing Shapes for 3D Fabrication (SIGGRAPH '13)

今年の SIGGRAPH は7月の末にアナハイムであるのですが、そこで発表される論文がチラホラ著者らによって公開され始めています.まずは気になった論文を一つ、ざっと読んでみました. 読んだ論文について 読んだのは以下の論文です。 Romain Prévost, Emily …

論文読み: Skinning with Dual Quaternions (I3D 2007, ACM Trans. Graph. 2008)

リアルタイム向けのスキニング手法として良く知られている Dual Quaternion*1 を用いた手法に関する論文を読みました。このスキニング手法は Maya などのソフトウェアでも標準で採用されています*2。手法の具体的な中身についてはここでは触れませんが、論文…

論文読み: Camera Control in Computer Graphics (Computer Graphics Forum (2008))

コンピュータグラフィクスに関するカメラコントロールの研究に関するサーベイ論文を読んだので、備忘録的に概要だけメモしておこうと思います。2008年の論文なのでそれなりに情報は古いですが、この分野の研究の全体像を掴むには非常に良い論文だったと思い…

論文読み: KinectFusion

KinectFusion について少しだけ調べたので備忘録として簡単にまとめておきます。 KinectFusion とは KinectFusion は Microsoft Research Cambridge にて行われた非常にインパクトのある研究です。KinectFusion とは、Kinect を動かして得られる depth デー…

四元数を用いて方向や回転の補間を行う際の注意点

はじめに 三次元的な回転や方向を表現する方法として、四元数 (Quaternion) は大変重要なツールです。先日、四元数同士を補間するプログラムを書いていて、ある不具合が起き、原因が分からずしばらく悩んでいました。日本語での情報が少ないようでなので、そ…